兵庫県立美術館で開催中の
『ルイ・ヴィトン展』
を見て来ました。
ルイ・ヴィトンは嫁のブティック巡りでお馴染みですが、
どうせならその歴史も知った上で、大事に使って欲しい、
というのがワタシの思いです。
会場では、過去に作られた製品が、手に触れる事の出来る
距離で展示されていて、隣りに居たアパレル専門学校生が
「こんな距離で見れるなんて信じられない!」
と叫んでました。
“モノグラム”と呼ばれる、あの誰でもが思い浮かべる模様
の成立過程のスケッチや、パリ万博をきっかけにした
“ジャポニズム”との関係が興味深い。
ワタシも持ってる旅行バッグ「キーポル」が、ワタシの
生まれた年に生まれた製品であることを発見。
ヴィトンの初期のスーツケースには、宿泊したホテルの
ステッカーがところ狭しと貼ってあって、都ホテル、奈良ホテル
万平ホテル、帝国ホテルなど日本の一流どころのもあり、
オーナーが世界中を旅行して廻った裕福な人だったのが
分かります。
西園寺公望、白州次郎や、関大の創始者・小島久の名も
ある顧客リストなど、私にも、楽しめる展覧会でありました。
ブランドに夢中な人も、縁の無い人も同様に楽しめること
でしょう。
>>NOV/03/'04(WED); Written by "Kylin"