先日、司法関係者である知人の案内を受けて、佐々淳行 氏の講演会を
聞いてきた。
佐々氏は「あさま山荘事件」などで事件解決の陣頭指揮を取るなど、
・”危機管理”
のスペシャリスト。
国会などでも、内閣安全保障室長として国会答弁なども行う。
下手すると、そこここの閣僚よりも答弁回数は多いのだという。
政治にも造詣が深い。
丁度、”偽メール事件”の最中で、民主党の対応を痛烈に批判した。
会場が大阪弁護士会館であることから、当然、講演内容も弁護士が聴講
するのを前提とした内容で、
「言葉による危機管理」
分かりやすく言うと「詭弁術」である。
当日、会場で配られたレジュメを見ると、「詭弁術」は10項目にわたる。
①「それがどうした」
②両刀論法
③不当仮定の虚偽
④不可知の論証
⑤尊敬の誤しゅう
⑥循環論証
⑦禁反語の原則
⑧感情に訴える誤しゅう
⑨詭弁を活用した日本軍部
⑩論点変更の誤しゅう
実は、哲学・弁証法用語が多くて良く分からない。
あとで補足出来たら書くことにしよう。
ワタシはむしろ、氏が提唱する「記者会見の心得」の方に興味が湧いた。
①ウソをつかない。
②「知りません」→「言えません」;
・責任者として情報把握が出来てないと思わせない。
③ミスリード禁止
・意思表示は、はっきりと。
④”知ったかぶり”の禁止;
・分からないことは素直に表明し、相手に説明させる。
⑤時間を守る。
⑥悪い知らせは早く公表する。
・良い知らせは知らなくても格好がつく。
⑦”オフレコ”の活用。
・取材規制をしていると思わせない。
⑧資料を早く、たくさん作る。
・何かあっても
「あれだけ協力したやん!」
と言える。
⑨素直な謝罪。
⑩”停止条件つき発表”の活用。
・相手の取材進行具合を見極めて、ネタを小出しにする。
会社での会議にも応用が効きそうだね。
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佐々 淳行氏 HP
>>> MAR/08/'06 (WED); Written by "Kylin"