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佐々木かをりさん:「電車脱線事故」 (逆トラバ)
JR宝塚線(福知山線)尼崎市での列車脱線事故は、現在もなお
救助作業が続いています。
マンションの壁に張り付いた2両目の姿はかなりショッキングな
ものでした。
午前中から、
「現場に出かける際に乗ってるんじゃないか?」
と何通も携帯に心配Mailを頂き、ありがとうございました。
ワタシ自身は無事ですが、知人で巻き添えになった人が居ないか、
安否確認をしていました。
事故現場はJR神戸線(東海道本線)から枝別れした処で、
ワタシもよく通る場所です。
今回の事故での思いを綴ってみます。
☆「安全」について
・運輸事業に限らず、建築業界でも「安全」は重要視されます。
ひとつの事故がもたらすものは、被害者の苦痛のみならず、
・補償問題
・企業の信用力の低下
・業界全体のイメージダウン
をもたらします。
よく言われる事ですが、リストラによるベテランの引退で、
ノウハウの受け継ぎが途切れてしまっているのは否定出来ない
かも知れません。
☆「フェイル・セーフ」について
・コストダウンのしわ寄せが、フェイル・セーフの考え方を
”無駄”の名の元に切り捨てられています。
”完璧にこなしていれば大丈夫”
と余力を殺ぎとっています。
ワタシが特注設計していた際には、考えてました。
建築業界では”逃げ”と称してフェイル・セーフの考え方が
あります。
☆「救助」について
・事故現場で夜を徹して救助作業にあたっている消防レスキュー
、医療関係者、ボランティアの人々に頭が下がります。
アクシデントの際には、
「まず、現場へ」
というのが鉄則です。
報道機関や、人づての情報ほど不正確なものはありません。
台風23号の際の災害地派遣で厭というほど思い知りました。
成功事例では企業トップばかりがクローズアップされますが、
緊急事態での現場の人々こそ、評価されて然るべきだと思う…。
最後に、今回の事故で亡くなった方々のご冥福をお祈りします。
>>>APR/25/'05 (MON) ; Written by "Kylin"