洛中・祇園祭の宵々山に出かけて来た。
毎年、7/17日にある山鉾巡行の”籤取らず”の先頭:長刀鉾のちまきを
貰いにお参りする。
祇園祭については、リンクが多いことでも分かるように、日本三大祭の
ひとつ。
縁戚の故もあって、京に生を受けた者として、毎年お参りするのは、
習慣であるし、誇りもあるし、義務でもある。
祇園祭の醍醐味は、7月に入ってからの「吉符入り」から、月末の
「疫神社夏越祭」まで長い時間とともに季節の移ろいを味わうところにある。
やがて8月に入ると、お盆にむけての支度が始まるのである。
京都は毎月、なにかしら縁故行事がある。それが文化であり、1,200年の
都の歴史の重みだ。
ちまきを貰うついでに、町家の2階から長刀鉾に乗せて貰う。
今日は宵々山だから、囃子方も乗り込んで祇園囃子を目の前で聴くことが
出来る。
残念ながら、ここにも”女人禁制”のしきたりがある。
いつも、ついつい鉾のディテールを観察してしまう。
屋根の軒天には翔鶴の図がある。囃子方の座る囃子台の天井には星座の
飾りがある。中心に真木が貫き、控え柱が四方から支える。
「前掛」「胴掛」「見送り」とも値段のつけようの無い貴重な美術品
である。
今日は夕立があったみたいだから、濡らさないようにビニール・シート
が掛かっている。
知人と同行の予定がキャンセルになったので、電話を入れてみると、
ワタシが生まれた時からの知合いの女将はやはり挨拶廻りとの由で、
新町通・北観音山近くの旧宅へ寄せて頂く。
先方さまは毎年、芸妓(ねえ)さんを呼んで接待して下さるので、女将
の顔で混ぜて貰うことが多い。
よそ様でも同じように宴を開いてらした。
最近は、こないだ参加した
「24時間チャレンジ~耐久スイム~」
の成績報告会と化す。
今年は自己ベストを出したから、ことの他酒を注がれた。
・・・** Links For **→→→
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『京都・祇園祭』HP
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京都新聞「祇園祭」HP
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web.kyoto-inet「祇園祭」HP
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京都ガイドブックHP
>>> JUN/15/'06 (SAT); Written by "Kylin"