朝日教育フォーラム『藤原先生の[よのなか]科授業』
(大阪・中之島:リサイタルホール)
の講演を聴いてきた。
藤原先生の存在を知ったのは、
・NHK総合TV『プロフェッショナル』・・・だったかな?
東京都渋谷区立和田中学校校長として出演されていたのを見たから。
それと履歴を見て思い出した。
少し前に、岡山の出版社「ベネッセ」の教育に関する論文募集で、
首席を取ったのを憶えている。
なぜなら、ワタシも論文応募をしたからだ。
TVで印象的だったのは、「ホームレス」についての授業。
あらかじめ生徒たちにホームレスの人についての考えを言わせる。
・「汚い」
・「さぼってる」
・「居なくなればいい」
まぁ、好き放題。
次の瞬間、教室は凍ることになる。
実際のホームレスの男性が授業参観していたからだ。
和田先生は、彼を教壇の脇に呼び寄せ、
・ホームレスになったきっかけ
・ホームレスの生活
・ホームレスに対する想い
を語らせる。
授業のあとの生徒たちの感想が面白かった。
講演は、通りいっぺんの講義ではなく、いくつかのパートに分かれ、
目玉は、配布資料を使っての有名なワークショップ
「もしもハンバーガー店の店長になったら・・・?」
の再現。
リクルート時代の企画能力を発揮して、出店想定地域のマーケティングを
鮮やかに切り取ってみせる。
誰も眠りこける人は居ない。
講演の時間の経過の早いこと!
会場を埋めていたのは、多くの教育関係者、PTAたち。
「自分の学校、地域にも[よのなか]科を・・・」
先生はこう叫ぶ。
「自分が身を以って経験したものに関連付けが出来ない教育は忘れ
去られてしまい、身につかない」
講演が終わって、会場受付にあった著書は、飛ぶように売れた。
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■ 藤原氏主宰:
「よのなかネット」
■ 13歳のハローワーク:
「藤原 和博」
■ Amazon co.jp:
「藤原 和博」
>>> FEB/27/'06 (TUE); Written by "Kylin"