兵庫県三田市にある心月院に行って来た。
戦中・戦後に政・財界で活躍した白州次郎、その夫人で文筆家の白洲正子の
初詣兼お墓参り。
いつ行っても心月院というのは道に迷う。
R176から三田市内に向かい、大きく迂回しないと行けないのである。
2005/11/25の朝日新聞に記事が載った。
2005/11/28が丁度、白洲郎の没後20周年にあたり、関連する書籍の売行きも
良い。それに伴い、東京都町田市の「武相荘」など、ゆかりある地にも訪問客
が絶えないのだと言う。
白州次郎といえば逸話が多い。
・日本で初めてジーンズを履いた人。
・占領軍(GHQ)をして
「従順ならざる日本人」
と言わしめるほど、反骨の人。
・軽井沢ゴルフクラブ理事長時代、中曽根首相の側近の入場を拒否した人。
などなど、枚挙に暇が無い。
東京都町田市の「武相荘」に行った事がある。
自伝にも述べてある縁側にぜひ座ってみたかったからである。
その他、家のインテリア・設えも勉強になった。
・リビングの丁度品の置き方を眺めた。
・白州正子の本棚の背表紙をずっと目で追って行った。
・彼女が執筆に励んだ文机に座った視線から窓の外の景色を確かめてみた。
各々日本史の1ページを飾った人物2人であるが、亡くなってしまうと、こんな
狭いスペースで過ごす事になる。
次郎の墓石には「不動明王」を表す梵字。
正子の墓石には「十一面観音」を表す梵字。
そして、ワタシのような凡人でも気安く触れて、声をかける事が出来るのである。
「どうぞ、ワタシもあなた方のような人生が過ごせますように。
おばあちゃんのように、上手く文が書けますように」
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■ まぐまぐ:
「武相荘」たより
■ 旧・白洲邸
「武相荘」
>>> JAN/11/'06 (TUE); Written by "Kylin"